Imagine Noteイマジンノート
火星の世界の想像のイメージ(AI で作成)

惑星の想像

火星に生き物がいたら? 事実から想像してみた

重力は地球の38%、地表の気圧は地球の100分の1より小さく、夜はマイナス100度を下回る。NASA が発表している火星の事実を土台に、「だから、たぶん」と一歩ずつ推して、火星に暮らす生き物を想像しました。

公開: 書いた人:イマジンノート編集部

  1. 事実公式の資料に書かれた事実
  2. だから、たぶん事実から一歩ずつ推したこと
  3. 想像その先の想像(絵は AI)

事実分かっていること

  • 火星の重力は、地球の38%の強さしかない。[出典2]
  • 地表の気圧は、地球の平均の100分の1より小さい。大気は薄く、ほとんどが二酸化炭素・窒素・アルゴン。[出典2][出典1]
  • 気温は高いときで約20℃、低いときは約マイナス153℃まで下がる。[出典1]
  • 1日(1回の自転)は24.6時間。1年は地球の687日。[出典1]
  • 極地方の地表のすぐ下に水の氷がある。季節によって、塩分を含んだ水が斜面やクレーターの壁を流れ下ることがある。[出典1]
  • 風は、惑星の大部分をおおうほどの砂嵐を起こす強さがある。[出典1]
  • 火星には、今は惑星全体をおおう磁場がない。[出典1]

だから、たぶんだから、たぶん

  1. 重力は地球の38%体を支える力が少なくて済むので、たぶん、背が高く、脚の細い体でも立っていられる。
  2. 約20℃から約マイナス153℃まで昼と夜の差に耐えるため、たぶん、昼は地上で動き、寒い夜は地面の下で眠る。体は厚い殻でおおわれる。
  3. 季節によって塩分を含んだ水が流れる水がある場所と時期が限られるので、たぶん、塩水の筋に沿って広がり、季節とともに場所を移す。
  4. 惑星をおおう砂嵐砂から体を守るため、たぶん、目に透明な膜があり、嵐の間は丸くなってやりすごす。
  5. 1年は地球の687日季節がゆっくり巡るので、たぶん、一生の流れも地球の生き物よりゆっくり。

想像想像の世界

夕暮れの赤い平原の想像のイメージ
夕暮れの赤い平原小さく白い太陽が沈むと、気温は一気に下がっていく。タカアシノッポの群れが、霜の残るクレーターのふちをゆっくり歩いて、夜を越す岩かげへ向かう。想像のイメージ(AI で作成)

想像の生き物

想像の生き物「タカアシノッポ」のイメージ

タカアシノッポ

キリンほどの高さなのに、とても細い四本足の生き物。弱い重力のおかげで細い脚でも体を支えられ、足の裏は砂に沈まないよう平たく広い。大きな黒い目は、薄い大気を通る強い光から透明な膜で守られている。

もとにした事実:重力は地球の38%・砂嵐

想像の生き物「シオナガレゴケ」のイメージ

シオナガレゴケ

斜面を流れる塩水の筋に沿って、黒っぽい緑のじゅうたんのように広がる生き物。表面に塩の粒が光る。水の季節が終わると乾いて眠り、次の季節を待つ。

もとにした事実:季節によって塩分を含んだ水が流れる

想像の生き物「ヨルモグリ」のイメージ

ヨルモグリ

厚い殻を重ねた丸い体で、短く強い爪で地面を掘る。寒い夜と砂嵐の間は地下で丸くなって眠り、暖かい昼にだけ地上に顔を出す。

もとにした事実:約マイナス153℃まで・砂嵐

ほかの考え方

  • 生き物がいるとしても、地上ではなく地面の下や氷の中だけ、という考え方もある。この想像は、地上に出てくる生き物を描いた一つの案。
  • 体の大きさは、食べ物やエネルギーがどれだけあるかにも左右される。小さな生き物しかいない、という想像もできる。

よくある質問

火星の重力は地球の何倍?
地球の38%の強さです(NASA ジェット推進研究所の資料)。体重30kgの人なら、火星では約11kg分の重さに感じる計算です。
火星に水はあるの?
NASA によると、極地方の地表のすぐ下に水の氷があり、季節によって塩分を含んだ水が斜面を流れ下ることがあります。
火星に生き物は本当にいるの?
今のところ、火星で生き物は見つかっていません。このページの生き物は、事実をもとにした想像です。

出典

  1. NASA Science「Mars: Facts」
  2. NASA ジェット推進研究所(JPL)「InSight 打ち上げ資料:Mars at a Glance」

「事実」の文は、出典のページに書かれていることだけで書いています。「だから、たぶん」と「想像」は編集部の考えで、確かめられたことではありません。

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