伝説のもしも
月で本当にうさぎが餅をついていたら? 月の事実から想像してみた
月はいつも同じ顔を地球に向け、重力は地球の6分の1。NASA が発表している月の事実を土台に、そこから一歩ずつ考えて、月で暮らすうさぎと裏側の街を想像しました。この世界は、イマジンシアターのショー「月上のうさぎ」でも旅できます。
分かっていること
- 月は、いつも同じ面を地球に向けている。自分で回る速さと、地球のまわりを回る速さが同じだから。[出典1]
- 人が初めて月の裏側を見たのは1959年。[出典1]
- 月の重力は、地球の約6分の1。[出典1]
- 月の表面の温度は、日なたで約127℃、日かげで約マイナス173℃。[出典1]
- 日本では月の模様を「うさぎの餅つき」と見る。この見方は『今昔物語集』の話から来ているとされる。南ヨーロッパではカニ、東ヨーロッパでは長い髪の女性の横顔、アラビア半島ではライオンに見立てる。[出典2]
- 人が初めて月を歩いたのは、1969年7月20日のアポロ11号。[出典3]
- 最後に月を歩いたのは、1972年12月のアポロ17号。[出典4]
- NASA は、2028年の初めにアルテミス3号で再び人を月に降ろすことを目指している(2026年10月の発表)。[出典5]
事実から考えると
- 重力は地球の約6分の1うさぎが地球と同じ力で跳ねると、たぶん地球の何倍も高く飛んでしまう。跳んでばかりいると、後ろ足ばかりたくましくなる。
- 後ろ足ばかりたくましくなるだから、腕も鍛えようと始めたのが餅つき。あの模様は、うさぎの筋トレの姿なのかもしれない。
- 日なた約127℃・日かげ約マイナス173℃暑さと寒さの差が大きいので、街を作るなら、たぶん地面の下や、クレーターの影の中。
- いつも同じ面を地球に向けている裏側からは、地球が一度も見えない。だから裏の街のうさぎたちは、地球を「伝説の青い星」と呼んでいるのかもしれない。
想像の世界
ほかの考え方
- 満月を「望月(もちづき)」と呼ぶことから、それが「餅つき」になった、という説もある(文化の解説の記事。公式の資料ではない)。
- うさぎではなく、ほかの国の見立てのように、カニやライオンが暮らす月を想像することもできる。
よくある質問
- 月の重力は地球の何倍?
- 地球の約6分の1です(NASA の資料)。地球で60kgの人は、月では約10kg分の重さに感じる計算です。
- 月の裏側が地球から見えないのはなぜ?
- 月が自分で回る速さと、地球のまわりを回る速さが同じなので、いつも同じ面を地球に向けているからです(NASA の資料)。
- 人が次に月に降りるのはいつ?
- NASA は、アルテミス3号で2028年の初めに人を月に降ろすことを目指しています(2026年10月の NASA の発表)。
出典
- NASA Science「Moon: Facts」
- JAXA 宇宙教育センターの教材(月の模様の見え方)
- NASA「Apollo 11」
- NASA「Apollo 17」
- NASA「Artemis III News and Updates」
「分かっていること」の文は、出典のページに書かれていることだけで書いています。「事実から考えると」と「想像の世界」は編集部の考えで、確かめられたことではありません。
ショーで見る
この記事の世界は、イマジンシアターのショー「月上のうさぎ」で、壁と床いっぱいの映像と光、案内役イマの語りの旅として見られます(約4分)。